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生地干し~生地巻き

生地干し

乾燥

天気のよい日に「やぐら」に干します。現在は「物干し」ともいわれ昔は「もがり」や「だて」ともいわれました。
「やぐら」は反物の約半分の長さが必要なので、6m以上の高さがあります。
自然による乾燥は、布の繊維がつぶれずに立っていて、染料の浸透がよいことと、ごみや糸くずが、風に吹かれて
取れるという利点があります。 生地乾燥

※昔々、私の子供の頃はこのやぐらの上で鬼ごっこをしたものです。昔は鉄筋ではなく木で出来ていて、1本の
長い木が30センチ間隔で打ちつけられていただけ。子供の体はその間をすり抜けられるくらいの幅だったけど、
よくあんな高いところで遊んでいたと、今考えれば“ぞっと”しますね。
当時の高さは、10メートルを超えたものでした。もちろん壁なんかもありません。今の時代、子供がそんなところ
で遊んでいたら、親は絶対止めに入るでしょうけどね。
もっと私が小さいころは、はり場と呼ばれる広場があって、1反を横に広げ乾燥を行ったりもしていました。風が
吹くとまるで波を打つ海原を見るようでした。今では、そんな広い土地を持つ都内の工場も無くなっているらしく、
縦へ並べ乾燥をしているそうです。

生地巻

巻き取り機(ずる巻き)で、生地を丸巻きします。
巻きながら布目をまっすぐになるように整え、ごみなどの付着を点検します。
一反づつ巻かれた布は大きな束(タイコと云われます)にして、1~2日は放置します。
この間に布のしわが伸び、布目も正しい、型付をしやすい平らな布になっていきます。 生地巻